

講師は学生のアルバイトか社会人(ただしプロ講師ではない、単なる大学卒)である個別指導塾が少なからずある。こうした塾には集団塾の経験者と言われる人もいるが、集団塾で能力を疑問視されて去った人も見受けられる。塾によって差は大きいが、ある個別指導塾の講師の時給は1100〜1500円と、コンビニのアルバイトより少しいい程度だ。しかも、予習や指導レポートに時間がかかることを考えれば実質的な時給は1000円以下かもしれない。これでは質の高い人材を集めるのは難しいだろう。学生バイトや主婦バイトの中には、熱心に金銭抜きで教えてくれる人もいるが、中学受験に勝ち抜くための入試問題に関する高度な知識のある人は集団指導塾と比べると多いとは言えない。とりわけ一番期待されている算数の指導については、期待外れだったとの話を多く耳にする。また、二人一人のオリジナルカリキュラムなどとうたっていたりするが、実際は要求された家庭にのみ場当たり的に作るだけで、何かのテキストを生徒のペースに合わせてこなすだけという塾もあるようだ。
学校だけでなく、塾や予備校であっても、与えられたカリキュラムを黙々とこなしているタイプの大学受験生(こういう子どもは勉強をしている学生であって、受験生とは思っていないのだが)の場合、たとえば最後の模試が一月にあったとすると、残りの二ヵ月ほどの試験日までの間に、何点伸ばせば合格できるのか、そのためには自分は今何をやればいいのかということが見えていない。「予備校のカリキュラムのとおりにやっていれば何とかなるだろう」というような人任せな勉強を続けたり、まだここの部分は手付かずだからやらなければならないなどとあわてたりするのだろうが、入試に出そうなことをやらないと意味がないし、自分が勉強して伸びそうなところから進めないと試験には間に合わない。つまり、学校秀才的に与えられたカリキュラムのとおりに確実にこなしていくという発想ではなく、締め切りまでに、自分の能力特性に応じた形で合格ラインをクリアするような受験学力を身につけるというのが、大学受験勉強のポイントと言える。すると、受験勉強の目標というのは、多くの人が考えるものとは違うことがわかる。
理論の勉強も大切ですが、生徒に実際教える経験をもつことで、教師は実に多くのことを学ぶものです。生徒がどうやったらよくわかるようになるか、どんなところでつまずくのか、教えてみてはじめて気がつくことも多いのです。向上心のある教師は、自分の失敗から多くを学び、すぐれた力量をつけていきます。教えた経験は宝になりうるのですが、宝石にするか石ころにするかはその教師自身だとも言えます。幼児や小学生の子供たちに莫語を教えるのは、一見やさしそうに思えるかもしれませんが、大人や中高生を教えるよりずっと難しいのです。幼い子供たちは、仕事のためとか試験に受がらなければといった動機づけがありませんから、学ぶこと自体の楽しさを味わわせなくてはついてきてくれません。また、この段階では文字よりも音声中心の教え方になりますから、教える側は英語のリズムや音をどう身につけさせるかに取り組まねばなりません。この点、英語の歌を取り入れることは大変効果的で、ピアノなど楽器ができると役立ちます。勉強法の部分でも書きますが、ジャズーチャンツやマザーグースは大変すばらしい効果があります。
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